トラウマフォーカスト認知行動療法ラーニング・コラボラティブ研究会

トラウマフォーカスト認知行動療法ラーニング・コラボラティブ研究会(TF-CBT LC研究会)は、わが国でのTF-CBTの普及啓発を目指して、2018729日に設立されました。

一人ひとりの子どもに最適なプログラムを提供するTF-CBTは、非常に柔軟なプログラムであるだけに、臨床家同士が情報を交換し、学術的な素養を深めるとともに、お互いの技術向上を目指す場は不可欠なものであると考えられます。米国でもラーニング・コラボラティブ方式が、臨床家の技術向上とプログラムの持続的な提供に効果を挙げていることが報告されています。

TF-CBT LC研究会は、会員同士が活発に学びあい、互いに技術を高めあいながら、TF-CBTの技術の均てん化をめざし、PTSD関連症状に苦しむ子どもとその家族に、質の高いTF-CBTを持続可能な形で提供できるような活動をめざしています。

 

遠慮なく共有し、恥ずかしがらずに真似しよう!

 

 

協働学習 Learning Collaborative

TF-CBT LC研究会は、協働学習を通した学びあいの場を提供しています。協働学習とは、一方的な講義を受けるのではなく、モデリング・デモンストレーション・スキルリハーサルなどを活用しながら、双方向で学びあう方式で、効果が実証された治療法を社会に普及させるために有効な方法であると考えられています。米国子どものトラウマティックストレス・ネットワーク National Child Traumatic Stress Networkも、効果のある治療法を普及させる際にこの方式を採用しています。